知人からの紹介がすべての始まり
会社の同期のA君から教えてもらった金融商品の営業Bさん。
若いしゴリゴリ商品を押してくる感じではなかったので、なんとなくよく会う仲になっていました。
しかし、この営業Bさんが紹介する金融商品は表では売れない、売りにくいものばかりでした。
具体的に言うと海外にあるファンドに送金して運用してもらう、というものでした。
逆にワクワクしたんですよね。普通の人なら辿りつけない情報ばかりだったからです。
彼からFXの高額配当のファンドがあると紹介を受けました。
面白そうだと思い、説明を受けようと思いました。
それが間違いの始まりだったともわからず・・・
高額配当率に誘惑され
ファンドの配当は驚異の月3%。
一口100万円なので、一口預けたら毎月3万円の配当が入る。
脅威の高配当!!!
この時点で怪しいと思わなくてはならない。
そんなに稼いでいるのに他人のお金が必要なのか?
年間で36%だが、仲介の営業さんにも1パーいっているとしたらそれだけで年間48パー。
天国のようなファンドですよね。
儲けてるんだな~と思いましたね。
苦労人の営業Nさん
仲介の営業Bさんとは別にそのファンドの営業Nさんにも会いました。
30代半ばの男性でした。
彼は今まで色んなファンドにお金を投資したり、営業として紹介したりしていたらしいが、
騙されたりして、上手くいかなかったらしいです。
しかし、ついに良いファンドに出会った、といった趣旨の話をしていました。
これは信頼出来そうだ、甘い期待がよぎりました。
2010年の面通しでした。
お金を投資したのは2013年3月、初めて紹介を受け3年の月日が経とうとしていた
すぐにお金を投資することはありませんでした。
なぜかというと、会社の同期A君が紹介するファンドに投資していたからです。
一般的なファンドとは異なり、事業投資的な要素の強い案件でした。
そのファンドもFXファンド同様に月に3%でドル建て。
しかも複利で増やすことがOKで350万ほど自分で稼いだお金を投資しましたが、
複利で増え、さらに円安も相まって2013年頃には日本円で900万円近くになっていました。
しかし急に配当が2%になり、他のファンドを探そうと思い、FXのファンドに投資することにしました。
FXファンドの営業Nさんと出会って3年近く過ぎた頃だったのですが、再び会ってみることにしたのでした。
なぜか上から目線
営業Nさんにメールを送り、新宿南口駅前のCafe Miyamaで会いました。
そこで再び説明を受けたのですが、若干上から目線だったのが気になりました。
しかし、ファンドの運用が上手くいっているからそうなのかな、と良い方向に考えを補完していました。
初めて会ってから3年経過しているので3年間上手く運用出来ているなら信頼できるだろうと思いました。
ちなみに何が上から目線だったのかと言うと、以前は実際にトレーダーが運用しているところを見せてくれる
という話があったのですが、「動物園じゃないので、そんなことはしません」
みたいなことを言って、客とか以前に人に向かってそういう言い方はどうなのかな、何でそういう言い方をするのかな、と違和感みたいなものを覚えました。
また、仲介営業のBさんとはもう関係がないらしく、Bさんのことも「あ~、あのおとなしい人ですよね」みたいな感じで、
やはり上から目線で話していました。
以前お話したときは結構謙虚な感じだと思ったのに何かひっかかるな~と思いましたが、
結局ファンドにお金をいれ、上手くいけば別にちょっと上からな態度をとられても別にいいか、くらいに捉えました。
まあ、気にするようなことではないですよね。
今考えると「見せられない何か」があったのかな、と思いますね。
そもそも運用している現場を見せるって言っていてのはあちらの方ですからね。
そのときは私自身がイケイケだったんですよ。
ちゃんとボーナスや残業代の出る会社にいたし、パチスロでも収支が安定して勝てるようになり、
同期のA君紹介の別のファンドではどんどん複利で資産が増え、1000万近くになっていたので、お金は余っていたし、気分は良かったですからね。私の2013年始めはそんな感じでした。
「ちょっと上から目線の違和感」なんて正直どうでもよかったですね。
とにかく余った資産をどこかに預けたかった。
説明会に行く
東京のそこそこな高層マンションの会議室で説明会が行われた。
人数は100人程度いた。
100人の被害者予備軍がいたわけなんですけどね。
この手のファンドでこんなに人が集まるとは驚きました。
このとき説明の資料が配られたんですが、その資料が3年前見たときと変わってなかったのが気になりました。
また、2012年終わりあたりから利益率が悪化していたのが気がかりでした。
それまでは月利20%ぐらいで運用していたが、10%程度に減っていた。
何があったのか?
投資の手法は海外に送金をして、レバレッジを20倍などに設定し運用するというもの。
日本ではレバレッジは5倍ぐらいしか設定できないため、海外送金が必要だそうだ。
トレーディングはスキャルピングという手法で、ほんの少し利益が出たら売却をし、ということを何度も繰り返す手法でした。
一回の取引は数秒単位で行われるようだったので、一日中市場の動きを見て売買を繰り返していたらしい。
説明会を聞いて、出資しようと思いました。
3年上手くいっているなら問題ないだろう、と。
安易ですよね。
数日後、2013年の3月に池袋のカフェで営業Nさんに100万円と手数料の4万円を払ったのだった・・・
3ヶ月後の初配当に夢を膨らませながら・・・
3ヶ月後の無配当、ファンド壊滅
3ヶ月後が過ぎ、営業のNさんから電話がきた。
そろそろ初配当の日か~、と実にのん気に電話に出たのを記憶している。
Nさん「お久しぶりです。実はファンドの件なんですが、、」
私「はい、ついに初配当ですね」
Nさん「ファンドの資金が一気になくなり、配当が出せません。」
私「・・・はあ、どれぐらいなくなったのですか?」
Nさん「今調査中です。どうもアベノミクスの影響で一気に為替の相場が動きそのせいで、かなりの資金を失ったそうです」
私「・・・なるほど」
Nさん「現在、調査中なのでまた詳しいことがわかったら連絡します」
ざわっ、ざわざわ・・・
配当はもう一切でないのだろうか?
投じた100万円のいったいどれだけ返金はなされるのだろうか?
ファンドは今後、続行するのか?
数々の疑問が残った。
ファンドからメールが届く
この後、ファンドからメールが届いた。
以下、メールの文面です。
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御客様各位
平素より大変お世話になっております。
●●●●●事務局から重要なご連絡をさせて頂きます。
既にお問い合わせ頂いている方もいらっしゃいますが、皆様に今月の配当が支払われていない状況です。
これは、トレーダーでありファンドの運用者であるT氏より、元本を大きく割れ込んでいる状況が報告された為です。
現在、ファンドの正確な資産状況について調査を行なっています。
T氏より突然の報告であったため皆様へのご連絡が遅くなってしまい大変申し訳ございません。
現在確認出来ているのはファンドの資金が想定以上に失われてしまっているということです。
当ファンドとしては元金が80%に割り込んだ場合には皆様に通知する形としていましたが、
今回、その通知を行うことが出来なかった状況にございます。
この点、当ファンドとしては欠損部分にあたる金額について、可能な限り早く返済を行なっていく意向でございます。
今後いち早く、資金の流れ・現在の資産状況を正確に把握し、その後、返済計画の草案を策定し、皆様にお伝えして参ります。
なお、個別のお問い合わせについては下記連絡先にお願い致します。
サポートセンター
XXXXXXXXXXXX@gmail.com
なお、この件に関してのお電話でのお問い合わせを、25日よりサポートセンターにて個別に対応させて頂きます。
受付電話番号は決定次第、早急にご通知致します。
皆様には多大なるご迷惑をお掛けしてしまい大変申し訳ございませんが、以上何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。
XXXXXXXX FINANCIAL RESOURCES INC.
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↑つ~か、サポートセンターにメールしても何も返事はこなかったけどね。
着信拒否、逃げられちゃった
その後何度か営業Nと連絡をとりあった。
回答は芳しくないものばかり。運用していた資金があっという間に10パー以下になったらしい。
結局何度も電話していたら、着信拒否されるようになって、全く身動きが取れなくなった。
金返せ、とか要求した訳ではなかったが、向こうも精神的に参ったのだろうか?
客は私一人ではないですしね。
最後の顛末を教えて欲しかったが・・・
読売新聞に載る
2013年にこの件は読売新聞に載りました。
ファンドマネージャーなどは逮捕されたようですが、
投資詐欺というよりも、顧客から集めた一部のお金を本来とは別の用途で使ったので逮捕したようです。
運用自体は一応まじめにやっていたようで、アベノミクスの影響でぽしゃったのは事実のようでした。
このときの読売新聞、記念に取り寄せようかな(笑)
結局、一回も配当は貰えず、返金もなく
配当はもらえず、営業N氏も電話に出ず、サポートにメールを送っても何も返ってこず。
3ヶ月で100万円を失いました。
不思議とイライラはしませんでしたね。
他のファンドは上手くいっていたし、本当の余剰資金でやっていたので。
てか、営業N氏は色々なファンドに過去に騙されたらしいですが、また今回も駄目だったようですね(笑)
なんかつまらない
連絡が来なくなっても、着信拒否されても特にショックとかではなかった。
投資なんてこんなものだろう、変なファンドにお金を突っ込んだ自分の責任だ、そんなことを思っていた。
100万円投じて飲み会のネタとブログ記事のネタを得たわけだが、時が経つにつれ、なんだか面白くない、つまらない、という思いが強くなった。
他人の尻馬に乗るつまらなさ
つまらない理由、それは何が起こっているのか運用の当事者ではないからよくわからないからかもしれない。
着信拒否されれば、もう情報を得ることは出来ないし、ネットで流れている話も何が本当なのか判断が難しい。
100万円が返ってこないことは理解しているが、その後ファンドがどうなったのか、被害者の会は活動しているのか、営業やファンドマネージャーは東京湾に沈められたのかとか、見えないことばかり。
投資なんて自己責任だし諦めはついているのに、イライラするわけでもないのに、全然スッキリしない、謎の気持ち悪さがずっと続いている。
上手くいっている時はそれなり楽しいのかも知れないが、上手くいかなくなった時、何か改善など一切出来ない。
他人の尻馬に乗って稼ぐ、これがいかにつまらないことか、気持ち悪いことなのかそれが知れただけでも一歩前進だと思っています。
「楽して稼ぎたい」という気持ちが判断を鈍らす
どうも昔から「楽して稼ぎたい」という気持ちが強く、結果的に足かせになることがある。
毎日朝早く起き、満員電車に乗り、納期のプレッシャーに耐えながら稼いだお金、ファンドの配当で楽して稼いだお金。
どっちも価値は同じである。お金に色はない。
と、なると楽して稼ぐ方にどうしても寄ってしまう。
結果が出れば何でもいい、サラリーマン時代、大した成果を出していないのに、ゆがんだ成果主義だけは身についていた。
何事においても結果を出すことは大事だが、もっと大事なことは結果を出し続けること。
今回のケースでも仮に投資が上手くいっても、いずれファンド自体は解散する。
もしそうなった時にその後どうするのか?
また新たなファンドを探すのか?
次のファンドが不履行を起こしたらどうするのか?
その時家族を養っていたら家族は?
楽して稼ぎたいがためにこの辺のことはちゃんと考えていなかった。
投資は自分でやるのがいい
今回はFXファンドの話をしましたが、別にFXそのものが悪いとは一切思わないですね。
やり方しだいでは稼ぎ続けている人もいるんでしょうし、アベノミクス時の爆上げも上手く回避したり、
逆に大きく利益を出した人もいたようです。
重要なのは、なぜ上手くいったのか、逆に上手くいかなかったのかを日々検証することです。
ファンドなど他人にお金を預けると検証なんて出来ないですからね。
そもそも本当に運用しているのかも確認できないですからね。
なので株でもFXでも仮想通貨でも何でも、投資って自分自身で運用するのが一番いいです。
最強の投資=自己投資
私は今回のFXファンド以外にも、色々と投資をしてきました。
また、最も再現性が高い副業と言える「せどり」もやってきました。
その結果得た答えは「最強の投資=自己投資」です。
なぜ、自己投資が最強なのか、以下にまとめました。
・他人に何かをゆだねる気持ち悪さがない
・ビジネス的な観点で、自分自身の成長につながる
・もし、お金を失ってもまた稼げばいいと思えるようになる
他人に何かをゆだねる気持ち悪さがない
これに関しては散々書きましたが、人にお金を運用してもらうより、自分でやった方が何か起こっても対処がしやすいですし、結果的に楽な気持ちになります。
もし、依存体質な読者がいらっしゃるのであれば、脱却することをお勧めします。
ビジネス的な観点で、自分自身の成長につながる
ファンドにお金を預けているだけでは自分自身の成長はありえません。
「せどり」を始めてから、ビジネス的な観点でも多くのことを学びました。
成長する、という事は常に何かを積み上げている感覚です。
ちょっとずつでもいいので成長して、いずれは誰も追いつけない境地に立ちたいですね。
まあ、その頃にはせどりもアフィリエイとも引退していると思いますが。
もし、お金を失ってもまた稼げばいいと思えるようになる
仮に全てを失ったとしてもビジネスをまた一からやればいいんです。
一番大事なことは、「常に稼げる自分であること」です。
自分でビジネスが出来るようになると、周りの状況が急変しても自分自身で変化に対応し、動じなくなります。
Amazonなんて頻繁に規約が変更されますからね。
最近は動じなくなったし、もしAmazonで商品が売れなくなっても他のプラットホームで何とか出来ると思っています。
「せどり」という投資に出会う、2年で500万円資産を貯める
「せどり」は商品を小売店から安く仕入れて、別の場所で高く売る物販ビジネスです。
物販なので事業ですが、モノを仕入れる以上投資的な要素があります。
やり方によっては、投資的になったり、場合によってはギャンブル要素の強い投機にもなりえます。
私は比較的安全な方法でやっていますので、投資だと認識しています。
「せどり」を始めて3年、副業として本格的にやり始めて2年が経ち資産は500万円増えました。普通にサラリーマンをやっていたら難しい数字だったと思います。
FXファンドで失った100万円はあっという間に取り戻すことが出来ました。
「せどり」は複利で増えるのでこれからも資産は増え続けることでしょう。早く資産を1000万円代に持っていきたいですが、今のペースだったら2020年には堅いと思います。
「せどり」という手堅い投資をやったからこそ500万円資産を積み上げることができました。
私は基本的には値段が上がりそうな商品を値段が上がる前に仕入れて、値段が上がった後に売ることを得意としています。
最初の一年は利益はほとんど生活費に消えて資産は貯まりませんでした。
しかし、2年目からは派遣を始めて、派遣をしながら副業で「せどり」をやり、売り上げが月間で100万円を突破し始め、資産はどんどん右肩上がりに増えていきました。
金持ち父さんに憧れている人が多いようだけどさあ
私のブログの読者さんであれば「金持ち父さん 貧乏父さん」っていう本をご存知の方も多いと思います。
この本は本当に簡潔に要約すると「労働所得ではお金持ちになれず、ずっと資本家の言いなりだから、投資をしよう」っていう内容です。
金持ち父さんで書かれていることは正しいと思いますが、いきなり大金をつぎ込んで不労所得を得ようとする必要ないです。
最初は、労働所得で資産を貯め、その資産でアフィリエイトやせどりなどのリスクが低く、手堅く、小資本で始められる事業に時間とお金を投資する。
そこで余剰資金が発生したら株などの不労所得にチャレンジしていいのかな、と考えています。
そして最後は不労所得だけで生活費を賄えるようになったら、せどりやアフィリエイトを辞め、不労所得のみの生活をすれば良いと思います。
金持ち父さんでは「不動産をやろう」と言っていますがいきなり不動産は敷居が高いですよ。
不動産投資を実際にやっている私が言うのだから説得力があると思います。
ローンを組むのも一苦労ですからね。
最初は手軽に取り組める物販やアフィリエイトがやはりお勧めです。
これからもコツコツと
「楽して稼ぎたい」という気持ちが招いたFXファンドの失敗。私にとっては結果的に良い薬になりました。私は今後もせどりやアフィリエイトでコツコツ稼いでいこうと思います。
働き方改革でこれから副業をする人が増えると思いますが、手堅い手法でコツコツやった方がいいですよ。


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